恋の罠にはまりました~俺様部長と社内恋愛!?~


「お、これいいな」


いつの間にか一成が、特大ポスターを両手でくるくる広げていた!

そこには当然、ドレスを着た自分の姿と商品の写真が。


「……ここに飾っておこう」


無表情のまま、彼は他の商品のポスターをかけているフレームを外そうとする。


「や、やめてください~っ」


写真は奇跡の一枚を収めたもので、プロのメイクの腕もあり、決してブスではないけど……自分の姿をオフィスに飾りたい人はあまりいないと思う。恥ずかしすぎる。


「どうして。とてもいい。芸術作品じゃないか」


フレームを外そうとした手をとめ、再度ポスターを広げて見る一成。


「どうしても、ダメです」

「そうか。仕方ない」


そう言うと、一成はあきらめたようにポスターをくるくるとまき直し、もともと入れてあったケースの中へ。そしてそれをしまうのかと思いきや、なぜか自分のデスクの足元に置いた。


「それ、どうするんですか?」

「気にしないで良い。仕事が終わったなら帰りたまえ」


たまえって。なにその芝居がかった言い方。

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