恋の罠にはまりました~俺様部長と社内恋愛!?~


しばらく待っていると、一成が用意してくれたという病院へ行くための車の運転手さんが医務室に現れた。

打ったところは痛いけど吐き気もないし、ちょっと大げさな気もする。だけど、この状況で一人で帰るのも怖いし。

結局、一成が社長が入院している総合病院で検査をしてもらえるように予約までしてくれたと運転手さんが言うので、厚意に甘えることにした。

運転手さんはスーツ姿の、清潔感のある男性だった。

病院に着くと運転手さんが車いすを運んでこようとしたので、それは辞退して、徒歩で検査室へ向かう。

レントゲンと脳波の検査をして、結局異常はどこにも見当たらなかった。


「は~良かった」


一階の売店でコーヒーを飲んで一息つくと、もう夕方になっていた。

緊急性はなさそうということで、普通に予約していた患者さんたちの後に順番が回されたもんな。やっぱり大きい病院は長いこと待たされるわ。


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