恋の罠にはまりました~俺様部長と社内恋愛!?~


「一歩間違えば彼女は死んでいた! そんなこともわからないのか!」


びりりと、闇夜の空気が震える。

専務と息子は余計に何も言えなくなって、うつむいてしまった。


「詳しい話は俺が聞かせてもらうよ」


副社長がスマホを操作すると、今度は五人ほどのたくさんの足音が聞こえてきた。

警備員のような格好をした男たちが、専務親子を取り囲む。


「一成、お前は彼女を病院へ。早い方がいい」

「ああ、頼む」


一成はうなずくと、専務親子をぎろりとにらみ、大股で歩き出す。

改めて見ると、私が閉じ込められていた家は、やっぱり別荘みたい。

木々に囲まれていて、立派だけど専務が暮らすには少しこぢんまりとしている。

高い垣根に囲まれた門を出ると、救急車の赤い光が遠くに見え、サイレンの音が聞こえてきた。


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