恋の罠にはまりました~俺様部長と社内恋愛!?~
いったいどこの田舎に連れてこられたのか……。
不安に思ううち、空港のようなものが見えてホッとすると、ヘリが下降し始めた。
「ついたぞ」
目をこらしているうちに、ヘリが着陸した。
パイロットのおじさんにお礼を言う暇もなく、今度は違うスーツを着たおじさんが現れる。
「お待ちしておりました。お車はこちらです」
車? この人はタクシーの運転手さん?
首をかしげていると、一成に手を引かれた。
あれよあれよと言う間に空港からタクシーに乗り込まされ、目的地に向かう。
「な、なにこれ……」
途中でひどい渋滞に飲み込まれたので、途中下車して一成に手を引かれ、二十分ほど歩いた。
六月だというのに肌寒い。肩にかけていたカーディガンをしっかり着込み、たどり着いたそこは、『にいがた空まつり』という大きな看板が掲げられた奥に広がる、広々とした高原だった。