恋の罠にはまりました~俺様部長と社内恋愛!?~
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「いったいどういうことなんですか。どうして先に相談してくれなかったんですか」
会議室を出たあと、早足で歩く日下部長の後を、小走りでついていく。
彼は私のどんな質問も華麗にスルーして、営業部のドアを開けた。
ああもう。みんながいるところじゃ、ちゃんとした話ができないじゃない。
「とにかく、私はお断りします。この話は、開発部に──」
「今帰った。CM広告の話、うちに決まったから」
部長は私のことなんて視界に入らないと言うように、営業部の社員に向かって報告する。
時計を見ると、もうお昼前。当然、ほとんどの社員は営業に出ており、座っているのは私と同じく、営業事務と思われる女性たちだった。
「この件は俺が受け持つから、社員たちには営業に専念するように伝えてくれ」
そう部長が言うと、事務の女性たちははいと返事をし、うなずいた。
なるほど、どの人にもペアで仕事をしている営業の社員がいるんだろう。その人たちに報告しておけってことか。