嫌い、のち好き、のち愛

そう思いつつ、また真咲ちゃんを見る。


あんなことをしてしまった俺に、ごめんなさいと謝った真咲ちゃん。


取り乱した俺を見てもひいたりしなかった。


「んっ」


かわいい声が聞こえて、真咲ちゃんの目が開いた。


ぼんやりとしていた目が、段々と焦点が合っていき、目が合った。


「おはよ」


俺がそう言うと、一瞬驚いた顔をして勢いよく身体をひくもんだから……。


「きゃっ!」


ベッドから落ちそうになった真咲ちゃんを慌てて抱き止めた。


「あぶなっ」


少し苦笑いして、真咲ちゃんは身体を戻した。


「す、すいません。おはようございます、村上さん。よく寝れました?」


「うん、おかげさまで。昨日はほんとにごめんね。もう一回腕、見せて」


「え、嫌です」


そう言って後ろに手を隠す真咲ちゃんの腕を、昨日のこともあるから優しく掴むけど……力一杯抵抗してくる。

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