嫌い、のち好き、のち愛
「いえ。ただ私のお腹が限界なので、家に帰って何か作ろうかと。嫌じゃなければ村上さんにも持ってこようと思ったんですが……」
くぅっとなるお腹を切なげな顔で撫でる真咲ちゃんにホッとする。
「なんだ、そっか。 そうだね、お腹ずっと鳴ってるもんね。じゃあ、送ってくよ」
「え?いいですよ。あ、なら……うちで食べます?ご飯?」
ほんとに真咲ちゃんは予想外のことばかりする。
反射的に頷いてしまってから、理性がもたなかったらどうしよう……と心配するけど。
真咲ちゃんのごはん~と鼻唄を歌いながら嬉しそうに笑ってる顔を見たらそれも吹っ飛んだ。
俺だけ着替えて真咲ちゃんの家に入って、やっぱりちょっと不安になる。
シンプルだけど、ピンクとか使ってるところ見ると女の子だなって思う。
なんかいいにおいするし、真咲ちゃん普通に隣の部屋で着替えてるし。