嫌い、のち好き、のち愛
怒る?
そう言われて初めて、自分の中に母親への激しい憤りと怒りがあることに気付いて、とまどう。
そんな俺を、真咲ちゃんはやっぱり天使みたいな笑顔で見つめていて。
「……っ」
目から涙がこぼれた。
絶え間なく流れる涙に、情けなくなるけど……真咲ちゃんが俺の背中をさすってくれるから。
「……っ、宝物なんて、嘘じゃん。俺が呼んでも、振り返っても、くんなかったじゃん」
絞り出すようにそう言うと、真咲ちゃんが黙って頷いてくれる。
「捨てるなら、最初から、産まなきゃよかったのに。いらないなら、宝物なんて、言わなきゃいいのに。俺、いらなかったん、じゃん」
そう言った俺の顔を真咲ちゃんの手が包みこむ。
そしてぐいっと真咲ちゃんの方を向けさせられて……真っ赤な目で、涙をこぼす真咲ちゃんと目が合った。
そう言われて初めて、自分の中に母親への激しい憤りと怒りがあることに気付いて、とまどう。
そんな俺を、真咲ちゃんはやっぱり天使みたいな笑顔で見つめていて。
「……っ」
目から涙がこぼれた。
絶え間なく流れる涙に、情けなくなるけど……真咲ちゃんが俺の背中をさすってくれるから。
「……っ、宝物なんて、嘘じゃん。俺が呼んでも、振り返っても、くんなかったじゃん」
絞り出すようにそう言うと、真咲ちゃんが黙って頷いてくれる。
「捨てるなら、最初から、産まなきゃよかったのに。いらないなら、宝物なんて、言わなきゃいいのに。俺、いらなかったん、じゃん」
そう言った俺の顔を真咲ちゃんの手が包みこむ。
そしてぐいっと真咲ちゃんの方を向けさせられて……真っ赤な目で、涙をこぼす真咲ちゃんと目が合った。