たすけて、みひろん!



「んー、あと5分…」

むにゃむにゃとまた夢の中へと戻ろうとする吉野さん。

一人暮らしって言ってたけど、朝大丈夫なのかと少し心配になった。

…まあ、目覚ましなら起きるのかな。

そう思いながらもう少し体を揺すっていると、なぜか瀬戸さんがポケットから携帯を取り出した。

確かに携帯を持ってきちゃダメというルールはなかったけれど、と思っていると、瀬戸さんは吉野さんの顔の上で携帯をかまえる。

そして、


「みひろん、起きなきゃその寝顔盗撮するけど〜?」

警告してから、ふふっと怪しく笑っていた。

慌てた吉野さんがやっと起きると思いきや、布団を被ってどうにか寝ようとし始めて。

野外活動の日くらい早起きしなよと、布団をひっぺがす。


嫌がって起きようとしない吉野さんを起こそうと頑張る私と瀬戸さん。

間に流れる楽しげな笑い声が、なんだか心地よくて、

吉野さんの存在の大きさを改めて感じた野外活動2日目の朝。



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