たすけて、みひろん!
「…ていうかさ、」
ふと呟いた翔也くんに、どうしたのと首を傾げた。
「用事って結局何だったの?どこか行ってきた?」
今日のこと、外に出れない翔也くんに言うことに抵抗があって、言いたくても言わなかったのに。
嬉しかったことについて聞かれたら答えちゃうの知ってるくせに、わざわざ聞いてくるあたり翔也くんは性格が悪い。
ふいっと拗ねて答えないでやると、翔也くんはつんつんと鎖骨のあたりを指差した。
「それ、今日買ったやつでしょ」
一瞬で見抜いた翔也くんは、得意げに笑ってみせた。
自分の鎖骨の上に触れると、外し忘れたネックレスが揺れていた。
星と、パズルの片方がついた、吉野さんとペアのネックレス。