たすけて、みひろん!
部屋を見回すとどうやら翔也くん1人のようで、よかったと胸をなでおろす。
「美乃、来てくれたのは嬉しいんだけど用事は?」
不思議そうな顔をする翔也くんに、終わったと返してベッドの近くに腰掛ける。
そうして鞄からプレゼントを取り出すと、翔也くんの手の届く、しかも翔也くんの荷物の入っている棚の中にそれをしまった。
「ここに入れておくからね」
ニコッと笑うと、翔也くんはありがとうと笑い返してくれる。
お金はすでに翔也くんから受け取っていたから、お釣りを渡そうとすると、
「あー、いいよ。それ、お遣いのお駄賃ってことで」
年が1つしか違わないのに子供扱いをしてくる。
よくあることだ。
こうして子供扱いされた私が拗ねることも。
だけど、こういうやり取りがすごく楽しくて幸せだってことも。