お見合い結婚~イケメン社長と婚前同居、始めます~
「よかったぁ。ちょっと、泣きそう」

藤丸さんは安心したような声を嬉しさいっぱいのため息と混ざり合いながら出し、私の左肩におでこを乗せた。



藤丸さんの重みを左肩に感じると、胸の中に流れ込んできたものが、幸せだとか、愛しいという気持ちなんだということに気づいた。
私はその幸せの感情をそっとかみしめた。


するとなんだか急に藤丸さんが愛しくなって、胸がいっぱいになってきて、思わず藤丸さんの背中に回した手に私は力を込めた。


私が力を込めたことが伝わったようで、藤丸さんも私を抱きしめる手に力を込めた。


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