その男、猛獣につき


「せっ、先生!!」

 

「どうした?」

ほんの数分前と全く同じやりとり。

 

違うのは、私が動揺している事と耳まで真っ赤であろう私の表情くらい。

 

 

「どういうことですか?」

「だから、ご褒美。」

 

そう言って意地悪そうに微笑む先生に私は想いが溢れだしてくる。

 

 

「そんなことされると、私だって勘違いしちゃいます」

 

この間押しとどまった言葉が、こんな時に待ってましたと言わんばかりに出てしまう。

 

 

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