その男、猛獣につき
「あっ、ごめんなさい。起こしちゃいました?」


キス気付かれたかな…


私が少しだけ恥ずかしくなっていると、やっぱり気付かれてしまっていたようで、主税さんは優しく目を細める。



「キスで起こされるのも、悪くないな。…いや、むしろかなり幸せを感じる」

起きぬけにもそもそと呟いた主税さんの首に私は腕をまわして、もう一度彼の唇に唇を重ねた。



これから先も、こんな朝が何度も訪れますように。
そう願って。


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