涙のむこうで、君と永遠の恋をする。


「ほのかちゃん、僕を助けてくれるよね?」


優真くんは、捨てられた猫のような目であたしをジッと見つめる。


「この前は先に帰ってごめんね。うん、協力できる事なら」



幸い、英語と国語は得意分野だから、力になれるかもしれない。


今日は夏休み前の終業式の日。

ホームルームが終わったら、夏休みだ。


「双子置いて、海に行こうよ!」

「はぁ!?梨子ひどすぎだろ!!」


梨子の一言に、琢磨くんが泣きそうな顔をする。


「なら、死ぬ気で補習のテスト受かるんだな」

「僕の姫、見捨てないよね?」


優真くんは今度、渚くんにすがりつく。


「は、離れろよ!!」

「渚~……」


そんなみんなの様子を見つめながら、あたしは笑った。


















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