四百年の誓い

深緑の風

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　波乱に満ちた24時間を終えて、またいつもの生活が始まった。


　突然の電話から駆け落ち計画、ログハウスでの待ち合わせの予定が先に現れたのは京で、襲われそうになり。


　危機一髪で難を逃れ、ようやく優雅と再会して密かに抱き合って。


　朝になったら丸山幹事長一行が二人の前に現れ、全ては終わりを告げた。


　優雅はそのまま、東京に連れ戻された……。


　京に送り届けられ、家に戻ってすぐ美月姫は昼寝をしてしまった。


　わずか一日とは信じられない濃密な24時間で、ひどく疲れていたようだ。


　目が覚めるともう夕暮れ時。


　両親は夕食を開始していた。


　「よく寝てたから起こさなかったけど……。昨日は美月姫、焼き肉だったと思って。今日の夕食はさっぱりとそうめんにしたから」


　桶にはそうめんがたくさん入っていた。


　それぞれそこから麺を箸で掬い、小鉢のつゆの濃さ加減は自分で調整。