ゾッとするホラー短編集
埃っぽくて薄気味悪い廊下。




ユラユラと揺れる

懐中電灯の明かり。




静まり返った病院内に響く

私たちの足音。






私は不安と怖さで、

ドキドキしながら

健二に寄り添って歩いた。






「本当に気味が悪いわね、

この病院。




本当に、幽霊が出たり

するんじゃないの?」






拓海と寄り添って歩いている

祥子が怯えながら、

拓海に言った。






「大丈夫だよ、幽霊なんか。




それに、せっかく肝だめしに

来てるんだから、

幽霊が出た方が、

おもしれぇじゃん」






「バカじゃないの?




幽霊になんか、

会いたくないわよ。




呪われたり、襲われたりしたら

どうするのよ!」






恵子がそう言って、

声を張り上げた頃、

私たちは、廊下の行き止まりに

たどり着いた。
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