ゾッとするホラー短編集
「とりあえず、今のところ

異常はないなぁ。




よし、こうしようぜ、

これから病室を

一つ一つ、覗いていくんだ」




拓海がみんなの顔を見ながら

そう言うと、

その言葉に続いて

健二が言った。






「おもしれぇじゃん。




そうしようぜ。




どっかの病室に幽霊がいるかも」






「健二くん、

変なこと言わないでよ。




私、怖いわ。




本当に幽霊が出たら、

どうするの?」






私が健二にそう言うと、

健二は怯える私を

からかうように言った。






「祥子は本当に怖がりだなぁ。




大丈夫だよ、幽霊なんて。




オレが祥子を守ってやるから」
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