ゾッとするホラー短編集
私と恵子は、ありったけの声で、

悲鳴を上げた。






健二は怯えながら、

目を見開いて、顔を歪め、

拓海は、みんなを導くために、

叫び声を上げた。






「に、逃げろ! みんな……。




この女は、人間じゃねぇぞ!




早く、こっちだ!」






拓海がそう言って、

走り出した方向に、

私たちもつられて、

走り出した。






拓海は階段を駆け下り、

一階に着くと、

長い廊下を

みんなの先頭をきって、走った。






私は生きた心地がしなかった。






噂話になっている

女の子の幽霊は、

本当にいたのだから……。






だとしたら、

健二が私たちに話した

あの噂話は、

すべて本当なのだろうか。






もしかしたら、

私たちは命の危機に

さらされているのだろうか?
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