ゾッとするホラー短編集
「祥子、何言ってんだよ。




祥子が病院の中に

もう一度行ってみても、

健二は救えない。




祥子にできることなんて、

何もないんだ!」






拓海がそう言うと、

続いて恵子が口を開いた。






「そうよ、祥子。




祥子のその正義感が、

祥子まで危険な目にあわすの。




行っちゃダメよ。




祥子に健二くんは救えない」






〈 祥子、そのネックレスは、

魔よけだから…… 〉






「拓海くん、

私に懐中電灯を貸して。




私は大丈夫。 大丈夫なの」






私はそう言って、

健二からもらったネックレスを

再び握りしめた。






「私はならばきっと、

健二くんを救えるわ」
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