ゾッとするホラー短編集
私は額から流れ落ちる
汗を拭い、
ゆっくりと立ち上がった。
そして、拓海のところに
歩み寄り、
拓海にはっきりと言った。
「拓海くん、私は大丈夫よ。
今、私がつけている
十字架のネックレスは、
健二くんが私にくれたの。
そのネックレスは、
魔よけだからって……。
だから私は平気なの。
私は、行かなくちゃ……」
「祥子、そんな言葉は、
健二が思いつきで
言った言葉だろ。
祥子はそんな言葉を信じて、
もう一度、病院の中に
行くのかよ!」
「拓海くん、私は大丈夫。
きっと健二くんと二人で、
この場所に戻ってくるわ。
だから、拓海くんが持っている
その懐中電灯をもらうわね」
私はそう言って、
拓海が手にしていた懐中電灯を
拓海の了解も得ずに、
抜き取った。
「祥子!」
私の背後から、
拓海と恵子の声が聞こえたが、
私にはもう、迷いはなかった。
私は懐中電灯を片手に
再び、廃墟の病院の中に
入っていった。
汗を拭い、
ゆっくりと立ち上がった。
そして、拓海のところに
歩み寄り、
拓海にはっきりと言った。
「拓海くん、私は大丈夫よ。
今、私がつけている
十字架のネックレスは、
健二くんが私にくれたの。
そのネックレスは、
魔よけだからって……。
だから私は平気なの。
私は、行かなくちゃ……」
「祥子、そんな言葉は、
健二が思いつきで
言った言葉だろ。
祥子はそんな言葉を信じて、
もう一度、病院の中に
行くのかよ!」
「拓海くん、私は大丈夫。
きっと健二くんと二人で、
この場所に戻ってくるわ。
だから、拓海くんが持っている
その懐中電灯をもらうわね」
私はそう言って、
拓海が手にしていた懐中電灯を
拓海の了解も得ずに、
抜き取った。
「祥子!」
私の背後から、
拓海と恵子の声が聞こえたが、
私にはもう、迷いはなかった。
私は懐中電灯を片手に
再び、廃墟の病院の中に
入っていった。