ゾッとするホラー短編集
私はプルプルと震える足で、

できるだけ早く、

病院の長い廊下を歩いた。






果たして、

健二は無事なのだろうか?






この暗くて長い廊下の先には、

まだあの幼い女の子の幽霊が

いるのだろうか?






私は吸い込まれるような

暗闇の中に、

懐中電灯の光を当てながら、

思った。






〈 どうか、

魔よけのネックレスの

効果がありますように。




私はあの幼い女の子の幽霊に

伝えたい。




あなたの居場所を

荒らしてゴメンって……。




でも私たちには、

少しも悪意は

なかったって…… 〉
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