訳あり少女
大人しくバイクから降りて嶺二の顔を見ると、無表情だった





…気のせいだったのかな?





そう思いながら先に倉庫の中へと歩き出した嶺二の背中を追う






突如、叫び声が聞こえる






「「「「「「「「「「「おかえりなさい!!」」」」」」」」」」」






キィィィィン





…響いたぞこら




『っっるせ』




慌てて耳を塞ぐも無駄だったらしい




ま、当たり前か。200人以上いるであろう大人数がいっせいに叫んだんだ




聞こえない方がおかしい





更に倉庫内で叫んだものだから外よりも響く





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