続★俺だけの家政婦さん
野末くんとは二年生も同じクラスになった。
この頃になると野末くんの人気は凄まじく
何度か野末くんが女の子から呼び出されているのを目撃した。
特に下級生からの告白が多かったみたい。
そんなある日
図書委員だった私たちはその日、貸し出し当番だった。
図書室で勉強する人はいたが、本を借りる人はいないため
図書委員の貸し出し当番は暇だ。
だから私も野末君も好きな本を本棚から持ってきては
受付で黙々と読書をしていた。
すると、一年生の女子がやってきた。
「本の貸し出しですか?」と私が尋ねると、私にではなく
横で読書に没頭している野末くんの方をじっと見つめ
緊張の面持ちで深呼吸した。
「あ、あの先輩に……は、話があるんですけど…」
うわずった声がこの後の展開をすぐに予想させる。
だが、当の本人は読書に夢中なのか無反応。
「ちょ、ちょっと。野末くん?」
肩をぽんぽんと叩くと女の子の視線を感じた。
明らかに私が野末くんの肩を叩いたことへの嫌悪感だ。
私はすぐに手を下におろした。
すると野末くんは「何?」と視線だけを私にむけるが
目の前にいる女の子に全く気づいていないようだ。
「お客様」と言葉少なげに言うと無表情で前を見る。
女の子は野末くんに自分を見られていることにかなり緊張して
もごもごさせている。
「野末くんに話があるんだって」
お節介かなとも思ったけど女の子の代弁をすると
小さくため息を吐きながらペン立ての中の定規を取り出し
それを栞代わりに本に挟むと、面倒くさそうに立ち上がる。
そして私に「ごめん」と言いながら女の子と図書館の奥へと移動した。
この頃になると野末くんの人気は凄まじく
何度か野末くんが女の子から呼び出されているのを目撃した。
特に下級生からの告白が多かったみたい。
そんなある日
図書委員だった私たちはその日、貸し出し当番だった。
図書室で勉強する人はいたが、本を借りる人はいないため
図書委員の貸し出し当番は暇だ。
だから私も野末君も好きな本を本棚から持ってきては
受付で黙々と読書をしていた。
すると、一年生の女子がやってきた。
「本の貸し出しですか?」と私が尋ねると、私にではなく
横で読書に没頭している野末くんの方をじっと見つめ
緊張の面持ちで深呼吸した。
「あ、あの先輩に……は、話があるんですけど…」
うわずった声がこの後の展開をすぐに予想させる。
だが、当の本人は読書に夢中なのか無反応。
「ちょ、ちょっと。野末くん?」
肩をぽんぽんと叩くと女の子の視線を感じた。
明らかに私が野末くんの肩を叩いたことへの嫌悪感だ。
私はすぐに手を下におろした。
すると野末くんは「何?」と視線だけを私にむけるが
目の前にいる女の子に全く気づいていないようだ。
「お客様」と言葉少なげに言うと無表情で前を見る。
女の子は野末くんに自分を見られていることにかなり緊張して
もごもごさせている。
「野末くんに話があるんだって」
お節介かなとも思ったけど女の子の代弁をすると
小さくため息を吐きながらペン立ての中の定規を取り出し
それを栞代わりに本に挟むと、面倒くさそうに立ち上がる。
そして私に「ごめん」と言いながら女の子と図書館の奥へと移動した。