続★俺だけの家政婦さん
こんな奴だとは思わなかった。

握り拳が怒りで震えてる。

このままグーパンチをお見舞いしてやりたい気持ちだったが

殴るだけ損だと思った私は

野末くんをにらみ付ける。

「残念だけど、もう友達やめる。金輪際話しかけないし、話しかけて
来ないで!」

私は机の上に置いておいた野末くんに渡そうと思っていた

彼の好きな作家の本を投げつけると

鞄を乱暴に掴んで走るように教室を出た。


馬鹿だ。

私は大馬鹿だ。

なんであんな奴を好きになった?

何がケツがでかいよ。

性格がいいとか話が合う奴がいいとか言っておきながら

結局はスタイルじゃん。

馬鹿じゃん

私、今世界で一番の馬鹿だ。

『栞里みたいな女』は私の事ではないって今頃気づくなんて


馬鹿だ!

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