続★俺だけの家政婦さん
「お前かよ!って。野島っち!冷たいな~」
「友達じゃねーし。って言うか何しに来たんだよ。
俺、明後日締め切りで忙しいんだけど・・・」
めっちゃ迷惑そう。
何だろうこの温度差は・・・何だか自分を見ているようで
同情しちゃう。
でも須藤先生めっちゃ笑顔だ。
「来週発売する新刊の見本誌をもってきたんだよ」
と2.5センチほどの厚みの単行本を野末くんに差し出した。
し、新刊?!それも見本誌
発売前に読めちゃうってやつじゃん。
いいな~。ちらりと見えた表紙にはハートをかたどった飛行機雲が
見えた。もしかして航空自衛隊の恋愛物?
プルーインパルスのパイロットとの恋愛物?!
と私の頭の中は妄想が膨らむ。
野末くんは単行本を受け取るとパラパラ~とページをめくると
なぜか私を見た。
「家政婦さん」
「は、はい」
何か嫌な予感が・・・
「・・・もう下がっていいよ」
野末くんはニヤリと笑った。