あなたの愛に深く溺れてしまいたい
「じゃあ、春野さん家にお世話になったら?」

「は?」


そう言ったのは私。この人、なに言っちゃってる?!


そんなのこの男が〝うん〟なんて言うわけ、


「いいかもな」

「は?」

「冗談だ」

「はぁ?!」


冗談って…。さっきは〝俺が言うと思うか〟なんて言ってたくせに。


「松谷、こっちではどれが人気ある」

「あー、はいはい。こっちではねぇ…」


急に二人は勝手に仕事モードに入り始めた。


私を置き去りにして…。意味が分からない。


結局、私は置き去りのまま二人は話し込み、柴咲課長に「行くぞ」と言われ帰ることになった。


「じゃあ、またね春野さん」と言う松谷さんに、ぺこりとお辞儀をして柴咲課長の後を追った。本当に私は何をしに来たんだろうか…。


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