あなたの愛に深く溺れてしまいたい
「松谷は、女にだらしない」

「へっ?……あー、なんとなくそんな気もしたような…」


突然、松谷課長の話になり驚いたけど、柴咲課長の言葉に頷けた。


ラブホでも戸惑うことなく。あの誘い方も。


私は二人目だったけど、えっちだって下手ではなかったと思う…。


「まさか春野がそこまでバカだっとは思わなかった」

「………」


不倫を選ぶような女には見えなかったってことだよね…。


「たまたまだったが、お前の携帯の画面が見えた時、見て見ぬ振りが出来なかった」

「どうして、ですか…?」

「相手が松谷だったからだろうな」

「松谷課長、だったから……」


じゃあ、松谷課長じゃなかったら、今私はここにいなかったってことだよね?


ミーティングルームでキスもされてなかったんだ…。


なんだろう…。そう考えたら、少し胸の奥がチクンとした。


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