部長の溺愛に困惑しています。
「スーツに着替えるのまだ早くないですか?」


時刻はまだ6時。

始発は出ているが出勤するのは早すぎる…




「車でお前の家まで送ったら俺はそのまま会社に向かうよ」

「え…」


部長は手馴れた手つきでネクタイをしめると、仕事カバンの中をチェックし始めた。





「送ってもらうなんて悪いです!電車で帰りますから」

「いいよ。どうせ通り道だし…お前も今から電車で帰ったって何だかんだでギリギリだろ。帰って風呂とか入りたいだろうし」


カバンを閉めてスイッチが入った部長は、スマホと部屋の鍵をポケットに入れた。



部屋のベッドは使わせてくれたのに…お風呂は貸してくれないんだ。

意地悪に色じかけがどうのって言ってたくせに、帰りはちゃんと送ってくれる…
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