部長の溺愛に困惑しています。
涼し気な顔をして平然とその質問に答える部長。




「でも北山さんはサクラですよね?雑用係の人がこんな事していいんですか?」

「雑用係だからこそ何でもやってもらう」


少々面倒くさそうに答える部長は、岡田さんから目をそらして手元の資料を見ながら片手でネクタイを直した。






「部長って…北山さんばかりひいきしてません?もしかして2人って何かあるんでしょうか?」


岡田さんのその言葉で会議室内がしーんと静まり、他の社員達は顔を青くしていた。

部長が怒り出すのではないかと思いチラチラと気にしている様子だ。






「そうだな…何かないとは言えないかな」


部長のこの発言に体がピクッと反応する。



そして思い出すのはあの日のキスのこと…

思わず顔が赤くなった。
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