部長の溺愛に困惑しています。
これもジェラシーかな。





「…っ!」


ぼんやりと歩いていると、突然部長に腕を掴まれておまけに顔をぐっと近づいてくる。





「ど、どうしたんですか!?」

「…今日はやけに隙があるな」

「へ!?」


隙?




「今日辺り誘っても嫌がらないだろ」

「なっ…!!」


す、鋭い…





「嫌がるに決まってるじゃないですか!」

「ふーん…」

「な、なんですか」


何かを見透かしたように私を見つめる部長。






「別に。とりあえず車に乗れ」


スっと私から離れる部長は先に車に乗り込む。私はすぐに追いかけて助手席に乗った。







「帰る家同じだし飯食べてから帰るか」

「はい」

「…花瓶の水換えを2回やった気分はどうだ?」

「…はい。え?え!?」


これから部長とディナーだと浮かれたのもつかの間…私は何ともまぬけな返事をしてしまった。
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