部長の溺愛に困惑しています。
やっぱり私も正社員になって人としてちゃんとしたいな…

いつか森崎さんのようになって部長と対等な立場になりたい…

そうしたら、もっとすきになってもらえるような気がするの。


これって贅沢かな。

でも…部長に好きと言われても心が埋まらない理由はそれだと思う。






「…本当に今日は隙があるな。このままホテル直行していいか?」

「し、しません!」




その日の帰りは部長との距離が縮まったような気がして、なんだか嬉しかった。

森崎さんの切ない想いには胸が痛むが、彼女のお見舞いに行って少しでも仕事の話が出来て良かった。


お互い想いを寄せる人が同じだが彼女を嫌いにはなれない。

私は彼女のようになりたいんだ。






私の心境は少なくともかなり変わりつつあった。

こんなにハングリー精神が自分にあるなんて…自ら驚きだ。


なんだか自分に自信が出てきて仕事にも身が入り、サクラとイベント両方の役割をこなしていた。
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