部長の溺愛に困惑しています。
なんでここに!?

入院中じゃなかったの?




「なによその顔…私がここに居たら嫌そうな顔ね」

「そ、そんなことないです!」


手と顔を横に振って必死に否定する私。

嫌とかそういう以前にいたことに驚いただけです!と主張したかったが、森崎さんは私が言う隙もないくらいの間で口を開く。






「ちょうど一時退院が降りたからちょっと顔だしただけよ。もちろんお客さんとしてだけど…」


少し自慢げな顔をする彼女は、今日はこのイベントの関係者ではなくあくまでもゲスト側の立場だからか、今はとても身軽でどこか他人事だ。






「特別に先に会場入りしてもらったけど…箱に対してスタッフの人数が明らかに少ないようだけど大丈夫なの?」


なんだかんだ言って彼女は仕事人間のようだ。

先に会場入りしてくれたという、彼女を特別扱いした人が誰なのか気になったが…今はひとまず忘れることにした。
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