部長の溺愛に困惑しています。
仕上がったメイクを彼女は鏡に映る自分を、じっと真剣に眺めている。



私から見て仕上がりは悪くない。

年相応に品がよく、先程よりも柔らかい雰囲気に仕上がったように見える。







「あなたメイクのことわかってる?それでもプロなの?」


手鏡をポンと置くと、彼女は少し怒ったように言った。





「こんな地味な顔に仕上げるなんてガッカリよ。台無しもいいところね。ファンデーションはいいから、アイメイクからもう一度やり直してちょうだい」

「はい…」


言われた通りにまたやり直しをして、数分後…







「どうしてライナーを薄く引くの?もっとこうして欲しいのに」

「はぁ…」

「もう一度お願い。あとチークの色違うものにして」
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