部長の溺愛に困惑しています。
眉をしかめて信じられないと言う顔をした彼女だったが、私はどこか強気だった。

だって私は本当の美容部員なんかじゃない。


私は元々ただの雑用係の「サクラ」だ。






「正直申しますとあなたみたいな方に売る化粧品なんてないんです」

「な、なんですって!?」

「本当に綺麗になりたいなら人にあーだこーだいう前に自分でなんとかして下さい!そんなんじゃ綺麗になんてなれるわけがなっ………」


私は完全に切れていた。

というか…ぶっ飛んでいたのに近いのかもしれない。


数週間に渡っての疲労と突然代役を務めた焦り…

森崎さんへの嫉妬や部長に対しての気持ち…


様々な感情が体の中に入り混じって、私はどこかおかしくなっていた。
< 274 / 329 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop