唯一の愛をキミに【完】
唯をソファーに座らせて俺はキッチンへと行きミルクを温める。
唯の好きな砂糖少し多めで。
ミルクが温まる間に由香里に連絡を入れると撮影が終わりちょうど帰宅したときだった。
『哲っ!唯ちゃん、見つかった!?』
「あぁ、今唯の家にいる。悪かったな、心配かけさせて」
『それは平気だけど…唯ちゃん、大丈夫?』
あんなことがあって唯自身は疲れてるみたいだけれど、由香里にそう言ったらこいつは責任を感じるだろうから。
「あぁ、今夜は唯の家に泊まるから心配ない」
『哲が一緒なら安心だね。スタジオの方も大丈夫だったよ』
「そっか、よかった」
『唯ちゃんにも心配しないで、って伝えておいて!あと、ありがとうって言っておいて!唯ちゃんが引っ叩いてくれてめっちゃスカッとしたんだから!」
ありがとう?スカッとした?なんでだ?
『唯ちゃんが引っ叩いたヤツ、わたしの宿敵なんだ!』
「宿敵?」
由香里は人懐っこいし人当たりも良い。だれかを嫌いになるって想像つかないが…。
『哲、本城 ワタルって覚えてる?唯ちゃんが引っ叩いたモデル、そいつだよ』
「本城…?」
その名前を聞いてハッとした。
俺はそいつを由香里経由から話しに聞いていたから。
唯の好きな砂糖少し多めで。
ミルクが温まる間に由香里に連絡を入れると撮影が終わりちょうど帰宅したときだった。
『哲っ!唯ちゃん、見つかった!?』
「あぁ、今唯の家にいる。悪かったな、心配かけさせて」
『それは平気だけど…唯ちゃん、大丈夫?』
あんなことがあって唯自身は疲れてるみたいだけれど、由香里にそう言ったらこいつは責任を感じるだろうから。
「あぁ、今夜は唯の家に泊まるから心配ない」
『哲が一緒なら安心だね。スタジオの方も大丈夫だったよ』
「そっか、よかった」
『唯ちゃんにも心配しないで、って伝えておいて!あと、ありがとうって言っておいて!唯ちゃんが引っ叩いてくれてめっちゃスカッとしたんだから!」
ありがとう?スカッとした?なんでだ?
『唯ちゃんが引っ叩いたヤツ、わたしの宿敵なんだ!』
「宿敵?」
由香里は人懐っこいし人当たりも良い。だれかを嫌いになるって想像つかないが…。
『哲、本城 ワタルって覚えてる?唯ちゃんが引っ叩いたモデル、そいつだよ』
「本城…?」
その名前を聞いてハッとした。
俺はそいつを由香里経由から話しに聞いていたから。