花盗人も罪になる
家に帰ると、逸樹は飛び付いてきた希望を抱き上げ頭を撫でた。
「おかえりなさい。しばらくは待ってたんだけど、先に食べちゃった。ごめんね」
「いや、それは仕方ないよ。ごめんな、連絡できなくて。」
思っていた通り夕飯は済んだ後だった。
逸樹はがっかりしながらテーブルの前に座る。
テーブルには逸樹の分の夕飯のおかずがラップを掛けられ並んでいた。
「今日はハンバーグかぁ。うまそうだ」
「いっくん、ののもお手伝いしたよ」
「何したの?」
「お麩ちっちゃくして入れたの」
「へぇ、すごいな」
紫恵はハンバーグのつなぎにパン粉は使わず、麩を小さく砕いて入れる。
母親の心咲がなかなか教えてやれないことを、紫恵が希望に教えている。
希望が大きくなって料理をするような年頃になったら、きっと食べ慣れた紫恵の料理の味によく似た料理を作るのだろう。
そう思うと、希望の手料理を食べさせてもらえる日が来るのが楽しみだと逸樹は思う。
紫恵が御飯と味噌汁を運んで来た時、部屋にチャイムの音が鳴り響いた。
「あっ、ママだ!」
希望は嬉しそうに玄関へと駆けていく。
その後ろ姿を見ると、逸樹はなんとなく寂しい気がした。
「おかえりなさい。しばらくは待ってたんだけど、先に食べちゃった。ごめんね」
「いや、それは仕方ないよ。ごめんな、連絡できなくて。」
思っていた通り夕飯は済んだ後だった。
逸樹はがっかりしながらテーブルの前に座る。
テーブルには逸樹の分の夕飯のおかずがラップを掛けられ並んでいた。
「今日はハンバーグかぁ。うまそうだ」
「いっくん、ののもお手伝いしたよ」
「何したの?」
「お麩ちっちゃくして入れたの」
「へぇ、すごいな」
紫恵はハンバーグのつなぎにパン粉は使わず、麩を小さく砕いて入れる。
母親の心咲がなかなか教えてやれないことを、紫恵が希望に教えている。
希望が大きくなって料理をするような年頃になったら、きっと食べ慣れた紫恵の料理の味によく似た料理を作るのだろう。
そう思うと、希望の手料理を食べさせてもらえる日が来るのが楽しみだと逸樹は思う。
紫恵が御飯と味噌汁を運んで来た時、部屋にチャイムの音が鳴り響いた。
「あっ、ママだ!」
希望は嬉しそうに玄関へと駆けていく。
その後ろ姿を見ると、逸樹はなんとなく寂しい気がした。