花盗人も罪になる
翌日。
昨日の晴天とは打って変わって、どんよりと重い曇天が広がっている。
雨が降りだす前に公園に行ってみようと、香織はりぃを連れて家を出た。
上着のポケットの中には、昨日手芸教室で作ったりぃそっくりのマスコットが入っている。
香織は希望が喜んでくれるといいなと思いながら公園へ足を運んだ。
公園に着くと香織は逸樹と希望の姿を探した。
天気があまり良くないから今日は来ていないかもと思いながら歩いていると、逸樹と希望が手をつないで公園にやって来た。
どういうわけかその姿に香織の胸が高鳴った。
逸樹は今日もカジュアルな服装で希望の手を引き、優しい顔をしている。
「あっ、かおちゃんとりぃちゃんだ!」
香織とりぃの姿に気付いた希望が、嬉しそうに駆け寄ってきた。
「ののちゃん、こんにちは。またりぃとお散歩してくれる?」
香織が身を屈めてそう言うと、希望は笑って大きくうなずいた。
「うん、お散歩したい!」
希望は嬉しそうにりぃの頭を撫でた。
希望の後を追ってこちらに歩いてきた逸樹が、香織に向かって微笑んだ。
「こんにちは。今日もお散歩ですか?」
「はい。また一緒にりぃの散歩しようってののちゃんと約束しましたから。それに最近運動不足なのでちょうどいいかなって」
「ありがとうございます」
逸樹はフワッと穏やかに微笑んだ。
香織はその柔らかな笑顔が、誰かに似ているような気がした。
昨日の晴天とは打って変わって、どんよりと重い曇天が広がっている。
雨が降りだす前に公園に行ってみようと、香織はりぃを連れて家を出た。
上着のポケットの中には、昨日手芸教室で作ったりぃそっくりのマスコットが入っている。
香織は希望が喜んでくれるといいなと思いながら公園へ足を運んだ。
公園に着くと香織は逸樹と希望の姿を探した。
天気があまり良くないから今日は来ていないかもと思いながら歩いていると、逸樹と希望が手をつないで公園にやって来た。
どういうわけかその姿に香織の胸が高鳴った。
逸樹は今日もカジュアルな服装で希望の手を引き、優しい顔をしている。
「あっ、かおちゃんとりぃちゃんだ!」
香織とりぃの姿に気付いた希望が、嬉しそうに駆け寄ってきた。
「ののちゃん、こんにちは。またりぃとお散歩してくれる?」
香織が身を屈めてそう言うと、希望は笑って大きくうなずいた。
「うん、お散歩したい!」
希望は嬉しそうにりぃの頭を撫でた。
希望の後を追ってこちらに歩いてきた逸樹が、香織に向かって微笑んだ。
「こんにちは。今日もお散歩ですか?」
「はい。また一緒にりぃの散歩しようってののちゃんと約束しましたから。それに最近運動不足なのでちょうどいいかなって」
「ありがとうございます」
逸樹はフワッと穏やかに微笑んだ。
香織はその柔らかな笑顔が、誰かに似ているような気がした。