夜の図書室で
 わかったよ、この世から抹殺しよう。


「あと、自殺しないでね。あたしが言うのもどうかと思うけど、いいこと無いに等しいから。芹沢くんなら大丈夫でしょ。そんなに気にしてないように見えるんだよね」


 いつだったか、教室にずっといるって言ってたな。見ていたのか? 全部。


 僕もナナちゃんもいじめられていた。共通点があった。波長が合ったから、僕はナナちゃんが見えるようになったのかもしれない。って、そんなことってあるんだろうか。


 幽霊とコミュニケーションをとっている、なんて。


「あたし、バカみたいに見える?」


 あ、まだ怒ってる。


「ごめん」


 怖いのですぐ謝った。金縛り、さっきの激痛、どっちも二度と味わいたくない。
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