nine hundred Lies【暗詩】

#058  イワザル



慣れた闇の中では

それが当たり前過ぎて

目を凝らすことに

疲れきっても

慣れた身体は

もう、云うことを

きいてはくれないから


眠れない僕に どうか
君と云う名の
安らぎをくれよ


眠れない僕に どうか
君の囁きと
癒しをくれよ


眠れない僕に どうか
君の体温で
ぬくもりをくれよ


眠れない僕に どうか
君の唇で
薬をくれよ


眠れない僕に どうか
君の言葉で
希望をくれよ


眠れない僕に どうか
君の眼差しと
光をくれよ




でも

一番 眠れない理由は

君の存在と云う

不確かな感情なんだ


いつになれば

僕は眠れるようになって

いつになれば

君は確かな愛情に

変わるのだろうか



そしてまた

言葉に出来ない想いと

眠れない夜ばかりが

加速して

過ぎていくけど








【#058  イワザル】
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