未熟女でも大人になっていいですか?
愛されたくて
激し過ぎるキスの嵐に翻弄され続けていた。

部屋のドアを閉めた途端、高島の態度は一変した。

体を壁に押し付けられ、迫るような勢いで口腔内を塞がれた。



「あっ……はっ……ふっ………んっ……」



息もしづらいくらいに吸い寄られて、漏れて出てくるのは吐息ばかり。


高島は無言で私の体に舌を這わせていく。

何も考えられないよう、敏感な箇所を全て押さえ込んで。



「許せねぇ」


呟いた言葉の意味がもたらす結果がこれなら仕方ない。

私が聞いてしまったことはこの男の怒りに触れ、本能を引き出してしまった。


何があっても耐えてみせなくては。


あの日と同じように叫んではいけないーー。



「カツラ……」


まただ。

さっきから悲しそうな声で何度も名前を呼ばれる。



「あっ……の、ぞみ……さっ……」



その度に新たな快感に襲われる。


右も左も区別がつかない程に痺れされられた全身に、熱い痛みが突き抜けた。



「あっ…!」



一瞬のような激しい痛みは直ぐに、快感へと変わっていく。



「あっ……やっ………まっ……!」



聞いてくれない。

私の声は何も………



激しい息遣いだけが絡み合い、吸い寄ってくる唇が熱い。

訳が分からなくなってきて、いつの間にか意識が遠く霞んだ………。



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