flower





「あれ?ここ……」



目を覚ますと見馴れた天井と見馴れたベッドに見馴れたカーテン。消毒液の匂いがする。



保健室だ。



取り敢えず上半身を起こして、何で自分がここにいるのか考えてみる。



屋上でお弁当食べてて、朝のイケメンさんが来て、そのイケメンさんが先生で…鼻血が出て……そこから記憶がない。



シャッ…


カーテンの開く音が聞こえて、開いた方に顔を向ける。



「あ、起きた?」



そこにはイケメンならぬ橘先生の姿が!
そうだ、私この人に一目惚れして初恋で。なのに鼻血姿を披露してしまったんだ。



カァーッと一気に顔が熱くなるのを感じる。
恥ずかし過ぎる。穴があったら入りたいってこういう時に使うんだ。



「なんか顔が赤いね?まだ具合悪い?それとも……」



だんだん先生の顔が近付いてくる。
もう後数センチでキスしてしまうんじゃないかってくらい先生の顔が近い所に…



「……俺の顔見てドキドキしちゃった?なんならこのまま、保健室で一夜を共にしちゃう?」



そう言って、私の上に先生の重みがのしかかってくる。この重みがなんだか心地よい。……ってそんなこと思ってる場合ぢゃない!



「ちょっ……せ、先生?な、なな…何して……」



両手で引き離そうと先生の胸辺りを押すがビクともしない。



「何って……ナニだよ。大丈夫、痛くしないから。あるのは快楽だけ。手邪魔だね。」



快楽だけって。ちょっ…近い。



先生は私の両手を左手だけで1つにまとめ私の頭上に固定する。先生の顔はさっきよりも近くて、たぶん少し動いただけで唇が触れてしまう。


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