flower
クククッ…
手を軽く握り、その手を口元に持ってきて笑いを堪えている。堪えきれずにクククッて聞こえちゃったけれども。
私は気付けば少し息が上がっていて、何がなんだかわからず、ベッドに横になったまま目だけ先生を見上げる。
「……ブッ!お、お前…ハハハ……日向めっちゃ感度良いのな。本当良い反応してくれ……ククッ…目なんてウルウルしちゃって。」
笑いを耐えきれずに遂に噴き出してしまった橘先生。
この人の笑った顔好きだわ〜。さっきまで日向ちゃんだったのに日向って呼ばれてる……って!違う!え、私からかわれた?
「橘先生酷いです!」
私は起き上がり、先生に抗議する。
恥ずかしくて目に涙が溜まってくるのがわかる。
橘先生は私が泣きそうになっているのに気付いて、笑うのを辞めてポンっと手を私の頭に置く。
「泣くなって。俺が悪かった。ごめんな。……それとも、続きがして欲しくて泣きそうになってんの?」
そう言って覗き込んでくる先生にドキッとしてまた、顔が熱くなる。そういえばさっき、もっとして欲しいって考えてた。
「そ、そんな訳ないです!もう、こんな冗談辞めてください!心臓がいくつあっても足りないです。」
赤くなっているであろう顔を先生に見せないよう顔を逸らしながら、両手で先生の肩を押して、橘先生を離そうとする。