flower
階段を登り、部屋に案内する。
「ここが先生に使って頂く部屋です。」
1つの部屋のドアを開けて、電気を着ける。
もう一人くらい子供をと思っていた両親が子供部屋のつもりで一部屋多く建てたのだが、結局子供は私一人で、今は来客用の部屋としてベッドと簡易な机が置かれている殺風景な部屋だ。
先生の荷物だろうか、部屋の中に段ボールが数個置かれていた。
「ここか。ありがとう。ちなみに置き手紙に書いてあったけど向かいの部屋は日向の?」
部屋の中に入り、ベッドに腰掛け近くにあった段ボール開けながら、先生が尋ねる。
「はい。ここは私の部屋です。階段登ってこっちと反対側は両親の寝室です。」
先生の上着と鞄をベッドの横におき、案内も終わったし、部屋から出ようとドアの方へ足を向けた時…
〜〜♪
「あ、お風呂沸いたみたいです。先生先に入られます?」
先生に話し掛けると手を引かれ、不意をつかれた私は先生の方へ倒れ込む。
「痛た…引っ張らないでくださ……」
腕を伸ばして体を上げると先生の顔が目の前にあり。ベッドの上にいた先生の体も倒れていてその上に私が乗っていて、私が先生を押し倒しているような状態だった。
「日向……」
先生の左手で腰を引かれ、右手は頭に添えられ、段々と先生の顔が近づく。
ギュッと目をつぶるとチュッっと額に柔らかい感触する。手の力が弱まり先生が離れていく気配がして目を開ける。
「…俺の上着を握り締めて赤くなってる日向が悪い。」
また段々と先生の顔が近付き、唇と唇が触れ合……いそうなところで、私の左手が滑り込み、先生の口を押さえる。