flower
体を洗い、湯船に浸かる。
今日から先生と一緒に暮らすのか。さっきの先生の話を思い返す。
「詳しく話すと……
元は俺の祖母と日向のおばあさんが友人でね、よくお互いの家を行き来してたんだ。お互い歳をとって会うことは少なくなったけど。
その子供同士、俺と日向の母さん同士ね。小さい頃から遊んでて、年々会うことは少なくなったけど、連絡は取り合ったてたらしい。
数ヶ月前に連絡をとった際に、日向の母親から転勤で海外に行くことを聞いて、娘はフランス語なんて話せないし、慣れないパリに連れてくより出来ればこっちの学校をそのまま卒業させたい。でも娘1人残して行くのは心配だって話したらしい。
それで、たまたまこっちに住んでた俺に矢面がたった。俺を日向のボディガード兼同居人にどうかって。
どちらの両親共もちろん俺の祖母もそれに賛成で、同居することが決まった。日向の親が無責任なんじゃなく、心配だったから俺と住まわせることにしたんだよ。
あと補足だけど、裕子とは幼馴染みって言ったけど、俺がこっちに来たのは、高校生の時で、それからの付き合い。幼馴染みっていうより腐れ縁ってやつかな。家も歳も近かったから何か仲良くなった。
どっちかってゆうと裕子より日向の方が幼馴染みって言えるけど…覚えてないよな?」
パパとママの無責任な育児放棄じゃなくて良かった。心配してくれてちょっと嬉しい。でも行く前に話して欲しかったな。
ママのことだから言ったつもりで、忘れてたんじゃ……まぁ、過ぎたことはいっか。
それより私と先せ…翔太さんが幼馴染みってどういうこと?会ったことがある?
…思い出せない。
あ、頭ボーッとしてきた。これ以上浸かってたら逆上せちゃう。
私は浴槽から出て浴室のドアを開ける。