完璧なカノジョの秘密
「この間の花壇、受け取ってくれた?」
「そこまでする理由はなに?」
美樹さんのペースに飲み込まれたらだめだ。
私は美樹さんの質問には一切答えずに、私から質問する。
「理由?そんなの、私に釣り合う男を……」
「じゃあ、言い方を変えるね。釣り合う男を探す理由はなんで?」
「っ!?」
美樹さんは、明らかに動揺する。
そっか、やっぱり理由があるんだ……。
「そんなの、無い……」
「嘘、美樹さんにはあるはず、だって……」
私は王座から立ち上がって、ゆっくりと美樹さんに歩み寄る。
すると、美樹さんは怯えたように私を見上げた。
「でなきゃ、そんなに泣いたりしない…」
「っ………」
ポロポロと涙を流す美樹さんに、私は優しく声をかける。
でないと、美樹さんに逃げられてしまう気がした。