Everlasting true love♡♥Ⅱ
黒狼「・・・。」

万「どうしてそこまで。」

海「・・知らねぇよ、俺だって。
  分かんねぇ、
  だけど、乃愛瑠を手放したくない。
  ここが痛いんだよ・・・。」


‘ここ’と言いながら胸を軽くたたくその顔は恋する女のように、赤く、とても優しいものだ。


こいつは乃愛瑠が好き。
そんなの前から分かっていた。
気付いてないのなんて乃愛瑠本人くらいだろう。

俺はこいつの過去なんて知らない。
だからそこまで乃愛瑠を欲する理由は分からない。
同情はする。
表情を見れば傷ついてるのが分かるから。


でも、俺だって乃愛瑠が好きだ。
だから渡すわけにはいかない。



でも、でも・・・・

俺よりもこいつが強かったら・・・・・
乃愛瑠にはこいつが必要になるかもしれない。

強いほうがきっといいに決まってる。
それに乃愛瑠を守ってやれる。




光「俺が勝ったら乃愛瑠は渡さない。」

海「!」

達「光輝!?」

彩「何言って・・・・」

結「それじゃまるで・・・」

要「負けたら・・どうするの?」



負けたら・・・・・



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