御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~
「その、ですから、私にできることであれば……」
「俺を癒すのはお前にしかできないよ」
「……癒す?」
肩でも揉めばいいのかと首をかしげる美月に、雪成はニッコリと無言で微笑んだ。
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その夜、美月は雪成に連れられて都内の外資系ホテルのスィートルームに宿泊することになった。
食事も全て部屋に運ばせて、基本的にずっと二人きりである。
「あの……どうしても?」
「どうしても、だ」
雪成はワイングラスを揺らして中身を煽るように飲み干すと、空になったグラスをベッド横のサイドボードに置き、両手を広げる。
「おいで、美月」
「……はい」
美月はゴクリと息を呑み、ベッドの縁に座る雪成に歩み寄った。