御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~

 そうやって抱き合い、口付け、一つになり、終わりの見えない快感の中で震え続ける美月を背後からきつく抱きしめながら、雪成は耳元でささやく。


「甘えついでに、お願いがあるんだが……日曜日、なにも聞かずに俺についてきてくれないか」
「なに、も?」


(なにも聞かずについて、いく?)


 そうはいっても、美月の頭の中には、当然日曜日に一体なにがあるのだと疑問符が浮かぶのだが、
「頼む……」
熱っぽくささやきながら、美月の耳や、首筋に口付ける雪成に、思考回路を止められてしまう。


「あっ、」
「美月……いいだろ?」


 焦らされて、手のひらで転がされて、『はい』とうなずかなければ、永遠に、もどかしいままの宙ぶらりんだと、気がつけばまるめ込まれる寸前である。


(ばかっ、意地悪っ、性悪っ!)


 反射的に逃げようとする美月だが、雪成は美月を仰向けにし、手首をつかんでシーツに押し付け、涙が浮かんだ目の端に口付ける。




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