御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~

 そこでワイワイと人が近づく声がした。

 雪成は美月から手を引いてドアに顔を向ける。


(人が来た……!)


 美月はかすかに緊張しながら、ソファーの上で居住まいを正す。


「おっ、雪成やっと来たのか!」
「あ、本当だ。小鷹くん、久しぶり〜」


 姿を現したのは、雪成やハジメと同世代の男女だった。
 そして隣に座っている美月を見て、一瞬おやっという表情を見せるので、美月はそのたびに軽く会釈する。


 ワイワイと人が増え、オーナーズルームはあっという間に二十人ほどが集まった。

 もちろん美月も如才なく、雪成と並んで会話に参加するが、会話の端々からこの集まりが、小学校からの幼馴染で構成されていることに気がついた。


「はい、乗って乗って〜」


 桟橋で、メンバーをクルーザーに案内するハジメを列の後ろで見ながら、雪成に問いかける。




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